Political Economy of Japan:
日本の政治経済

A Transition Toward Information-Based Economy :情報経済への転換

Stanford Center for Technology and Innovation, Spring Semester 2006

Political Economy of Japan


Instructor: Toshihiko Hayashi, University of the Air and Stanford Japan Center
Mondays, 2:30-5:30pm


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 2005年度の講義


背景・概要

 

スタンフォード日本センターはスタンフォード大学が海外に展開する8つの海外キャンパスの1つとして、京都市左京区岡崎法勝寺町に独自の施設を有し、過去15年にわたって、 米国から派遣される学生に、工学、社会科学等の専門科目の他に日本文化および現代 日本社会に関する教育活動を行ってきた。現在同センターには、教育部門と研究部門が置かれ、教育部門ではスタンフォード大学が選抜派遣する主として理科系の学生からなるクラス「スタンフォード技術革新センター(SCTI)」と、米国13の大学が選抜派遣する主として日本研究を専門とする学生からなるクラス「京都日本研究センター(KCJS)」とを運営している。

この講義は、このうち、スタンフォード技術革新センター(SCTI)の学生約25名を対象としたものである。SCTIの学生は、4月から7月までの1学期間京都に滞在して当センタ ーの授業を受講する。授業はすべて4単位で、講義時間は1回90分、レポート指導も含め、 通常9週間で終了する。当センターにおける取得単位は、スタンフォード大学での履修単位に含められる。学期終了後、学生の多くは日本の企業や公的機関でインターンを経験する。

講義のねらいは、スタンフォード大学から派遣されてくる主として理科系の学部学生に、 日本における情報社会の技術、市場、制度に関する最先端の実態を紹介し、政府の政策方針を含めた将来への展望を講義することである。そのため、本講義では林敏彦が日本の政治経済についての導入的講義を行い、それと並行して日本経済の情報経済化に関して、 外部からゲストスピーカーを招聘し、主として英語による講義を行う。

講義は、毎回二部から構成される。 第一部は、林敏彦による現代日本の政治経済に関する基礎講義であり、 第二部では日本経済の情報経済化に関してゲストスピーカーが講義を行う。 全体を通じて、製造業に導かれた高度成長期から情報通信技術を基礎とする持続的成長段階までの日本経済の情報経済への転換の経緯および展望を学ぶことができる。 基礎講義では、「どのように」「なぜ」高度経済成長が実現したかという二点を念頭におきながら、1960年代から現在までの日本経済におけるマクロ経済効果に焦点をあてる。 また、ゲストによる講義では、科学技術、社会基盤、ビジネス・モデル、情報 政策の現状を浮き彫りにするとともに、将来への展望について議論する。

なお、この講義は、一部 財団法人電気通信普及財団の資金助成を受けて開講しています。



講義の形式

 

4月24日から6月26日までの毎週月曜日、14:30〜17:30、全9回
14:30〜15:30 基礎講義
15:30〜17:30 ゲストによる講義ならびにディスカッション



参考文献

 

- David Flath,The Japanese Economy, 2nd ed., Oxford University Press, 2005.
- 『日本の産業システム5:情報経済システム 』,林敏彦編著,NTT出版、2003.6
- 林敏彦編 , 『経済学入門』, 放送大学教育振興会, 2004.3.



講義日程

 

 
日程
講義名
担当(www)
1
4月24日(月)
日本の政治経済:概論
林敏彦
グロス・ナショナル・クール
講義要旨:英文
中村伊知哉
スタンフォード日本センター研究部門所長
2
5月 8日(月)
高度成長期 林敏彦
情報社会の法と経済
講義要旨:英文
林紘一郎
情報セキュリティ大学院大学副学長・教授
3
5月15日(月)
日本人の貯蓄額が多い理由 林敏彦
プレイフル・メディアと学習環境デザイン
講義要旨:英文
上田信行
同志社女子大学教授
森秀樹
CAMP
(Children's Art Museum & Park)
4
5月22日(月)
過渡期にある金融市場 林敏彦
人・社会・技術
講義要旨:英文
東倉洋一
国立情報学研究所副所長・教授
5
5月29日(月)
バブルと不景気:歴史的類似 林敏彦
日本テレビ産業の最前線から
講義要旨:英文
前川英樹・和田法子
株式会社東京放送
6
6月 2日(金)
可視化コミュニティ〜CAVEプロジェクト
(施設見学)(講義要旨:英文
下條真司
大阪大学サイバーメディアセンターセンター長・教授
7
6月 5日(月)
世界経済における日本と中国 林敏彦
日本におけるモバイルサービスの将来展開
講義要旨:英文
石塚滋樹
株式会社NTTドコモ関西 取締役
8
6月19日(月)
関西地方と阪神淡路大震災からの教訓 林敏彦
日本の放送・通信政策 
講義要旨:英文
鈴木茂樹
総務省総合通信基盤局電気通信事業部事業政策課長
9
6月26日(月)
情報経済 林敏彦
情報通信技術の最先端
講義要旨:英文
小暮潔
株式会社国際電気通信基礎技術研究所知識科学研究所所長